本郷遺跡は海老名市の南の富士ゼロックスの 工場の中にあります。 　本郷遺跡はまるで「歴史のたまてばこ」のようで、 ２万年以上前の先土器時代の物から江戸時代の 物まで、とてもたくさんの大切なものが土の中から 見つかりました。
	弥生時代のものでは、大きなムラのあとが見つ かっています。ムラには竪穴式住居　(たてあなしき じゅうきょ）がたくさん建ち、敵がせめてきても簡単 に入れないように深いほりがめぐらされていました。 　また、ムラの西側は墓地になっており、方形周溝 墓(ほうけいしゅうこうぼ)という四角いお墓が見つ かっています。
	本郷遺跡(ほんごういせき)からは、神奈川県では めずらしい銅鐸(どうたく)が出土しています。 　銅鐸は何に使われたのかまだはっきりとは分かっ ていませんが、楽器だったという人、まじないに使っ たという人などいろんな説がとなえられています。 　勾玉(まがたま)は、今のアクセサリーのようなもの で、あなにひもを通してペンダントのように首からさ げていました。