(とちかいりょうきねんひ)


【しつもん】
土地改良(とちかいりょう)って、何のことだろう?


【こたえ】
社家には、1300年あまりも昔から整った水田が
広がっていて「相模の穀倉地帯(こくそうちたい)」
と呼ばれていました。

しかしその水田は、1年中水がある湿田(しつでん)
で、足のくるぶしからひざのあたりまで水がありまし
た。
また、水田の大きさや形もいろいろで、荷車などが
入れる道も少なく農作業を行うのには大変な苦労
がありました。

このような水田を用排水路(ようはいすいろ)を作っ
て乾田(かんでん:水の排水のできる水田)にしたり
水田の大きさや形を整えたりしたのが土地改良です。

社家の土地改良は、昭和6年(1931)から昭和15年
(1940)と昭和32年(1957)から昭和41年(1966)の
二回にわたって行われました。

今のように大きな機械もなかったので、人々の努力は
たいへんなものでした。
この石碑(せきひ)は、苦労の多かった土地改良の
完成を記念してたてられました。