(かんとうだいしんさいきねんとう)


【しつもん】
三島神社の境内(けいだい)に石の柱でつくられた
記念碑(きねんひ)があります。
この記念碑にほられた大震災(だいしんさい)って
なんだろう?



【こたえ】
関東大震災(かんとうだいしんさい)は、大正12年
(1923)9月1日の午前11時58分におきました。
震度(しんど)は6もあったそうです。

海老名でも大きな被害(ひがい)があり、三島神社
の鳥居もたおれてこなごなになってしまいました。
社家の人々は、大震災をわすれないために、こわれ
た鳥居の柱(とりいのはしら)で大震災記念塔をつ
くったのです。


【しつもん】
関東大震災の被害(ひがい)のようすは
どんなだったろう?



【こたえ】
大震災のようすが書かれた本にはつぎのような話が
のっています。
「目久尻橋(めくじりばし)は落ちて、ちかくの道路は
目も当てられぬほどひどくこわれていた。
いたるところで地割れ(じわれ)がして、一尺五寸
(45センチ)も開いた所もある。」 (国分郷誌より)

「田畑には大小の亀裂(きれつ)が入った。とくに田の
亀裂(きれつ)はひどく、収穫(しゅうかく)がまったく
なかった場所も少なくない。土砂(どしゃ)の噴出など
があり、土が悪くなって将来きちんと作物が育つか
不安である。」 (有馬村震災誌編纂資料より)